どうしてダウンジャケットを着ると暖かいのか?
身体が冷えたり、寒く感じたりするのは、身体から放出された熱がどんどん逃げてしまいます。ところがダウンジャケットを着ると放出された熱がダウンが蓄えている空気層に留まります。だから、暖かいのです!
では、どんなダウンジャケットがより暖かいのか?
まず、一つにFP(フィルパワー)の数値が高い。FP(フィルパワー)とはダウンを押したときに跳ね返ってくる復元力を数値化したものです。この数値が高ければ高いほど、たくさんの空気を留めておくことができます。
二つ目に、ダウンの割合が高い。ダウンジャケットには、ダウンとフェザーがあります。ダウンは、胸のあたりから取れる羽毛で、タンポポの綿毛のふわふわしたような部分になります。保温性が高くダウンの割合が高いほど価格も高くなります。フェザーは翼などから取れる羽根。湾曲した芯があり、弾力性があるため崩れにくいが、含む空気が少ないためダウンより保温性に欠けます。
三つめにダウンジャケットの表地。表地は、いわゆる断熱材の役割をします。どんなにたくさん空気層があっても、熱が簡単に逃げてしまっては意味がありません。蓄えた温かな空気を外気や雨や雪などの水分から守るのが表地です。
以上の点を比較し、更にどんなシーンで着るものかを精査し、自分にあったダウンジャケットを見つけてください!!
最後にダウンは中綿と比べても優秀な材料でありますが、唯一弱点と言われていることがあります。それは、水分です。水分によって体積が減ってしまい、空気の量が減ってしまいます。その為、しっかりと乾燥しないと本来の暖かさを保つことが出来なくなります。この弱点を解消するために、撥水加工をし、ダウンが水に濡れにくくすることがダウン本来の暖かさを持続させる方法になります。
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